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未来のエアラインには何が求められる? インターンシップで学生たちから出たアイデアとは。

こんにちは。ZIPAIR note編集部です。

2022年6月11日に、私たちはチームラボと合同でインターンシップを実施しました。

テーマは「デジタルテクノロジーの活用・技術的に実現可能であることを条件として、ZIPAIRの飛行機に乗る前、乗っている最中、乗った後のどこかであったら良いサービスを具体的に考える」というもの。当日は、ZIPAIRやチームラボのスタッフがメンターとして学生からの質問に答えたりアドバイスをしたりしながら、一緒にエアラインの未来を考えていきました。

そこで今回はインターンシップに参加した企画マーケティング部の佐藤より、どのようなアイデアが生まれたのかをお話しします。

佐藤さん1

インターンシップの背景にあった2つの想い。

皆さん、こんにちは。ZIPAIR Point Clubやペイメント領域の企画運営、シンガポール路線のマーケティングを担当している佐藤です。WebサイトやアプリのUI/UX開発も担当しており、ZIPAIRの航空券販売WebサイトやそのほかのUIやUX全般でパートナーシップを組んでいるチームラボさんとは、日ごろから緊密に連携しています。

「なぜインターンシップまで合同で開催したのか?」と思われた方も多いかもしれません。実はチームラボさんは自社だけでなく他社と合同でもインターンシップを開催していることを知り、以前からZIPAIRとしては「これからの社会を担う“Z世代”にあたる学生さんの考え方を知りたい。学びたい」と考えていたため、今回のインターンシップを企画しました。

ITのスペシャリストを擁するチームラボさんと、NEW BASIC AIRLINEをコンセプトとするZIPAIR。2社の特徴を掛け合わせ「未来を担う学生に、IT技術などのデジタルテクノロジーを用いた、将来のエアラインに求められるサービスを考えてもらおう」という主旨で、先述のテーマでアイデアを出していただくことにしました。

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また開催にあたって、もう一つ私個人が抱いていた想いがあります。それは「学生さんたちに社会人と対面する場を設けたい」ということです。

思えば私は学生時代に「どのような将来を志すか」「どのような社会人になりたいか」を考えるうえで、書籍やWebサイトなどによる机上の調査ではなく、社会人と直接対話することこそが重要だと思っていました。ですが現在は未だにコロナ禍が収束せず先行きが不透明で、学生と社会人が交流できる場が希薄になっていると思います。

もちろんWebツールなどを使って会話する機会はあるのでしょうが、やはりリアルで対面したときのダイナミズムはより印象的で、コミュニケーションのスピード感も異なります。そこで「今回の対面開催により、学生さんたちにメンターとのコミュニケーションを通じて社会人の考え方や実務に近い課題に触れていただき、より自分の未来について深く考えられる場を提供したい」という想いも持って臨みました。

Z世代らしい価値観が表れた斬新なアイデアが生まれた。

当日、集まった学生は39名。まずはチームラボさんやZIPAIRについての説明をし、その後4~5名のグループごとに課題を進めていきました。

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資料作成は素早く華麗で、見たことのないソフトでグラフィックを作成していたり、当たり前のようにポストイットを使って議論を整理したり……。それぞれの特性に合わせ役割分担をして効率的に課題をまとめていく姿には、本当にレベルが高いと感じました

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テーブル自体が画用紙になっていて、思いついたことや図式化したアイデアを自由に書き込む姿も印象深かったです

最後のプレゼンでは、とにかく皆さんの課題解決能力に驚かされました。お題に対してのプレゼンも多種多様でありながら、ZIPAIRが課題として日々認識していることへの洞察や、今の若者世代にとって喜ばれるサービスをたった1日のインターンシップにも関わらず見事に資料に落とし込み、プレゼンしてくれたのです。

印象的だったのは、預入手荷物を1kg単位で計測して後払いで決済していただくサービス。ZIPAIRは「お客さまの納得感」を重視していますが、預入手荷物においては3段階の料金設定を設けており、例えば23kgまでの預入手荷物オプションについては、15kgの場合も20kgの場合も同料金になるため、これまでにもお客さまから改善希望のお声をいただくことがありました。

こうした実際のオペレーションでは必ずしも「お客さまの納得感」を体現できていないペインポイントを見事にとらえ、かつ後払いという最近流行の決済手段を取り入れる工夫など非常に素晴らしい提案でした。

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また、機内で撮影した写真を記録、共有するアプリケーション。飛行機の位置情報に合わせてベストな撮影スポットを知らせてくれる機能や同じフライト利用者との写真共有、さらには過去の記録も保管、表示させる機能などを持たせたアプリケーションの提案でした。

「気軽に誰かとシェアをする。つながる」というZ世代の価値観がよく表れており、かつ閉塞的な機内環境でもインターネットを通じて世界とつながることのできるエアラインの特性や可能性をうまく利用したサービスだと思いました。

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ほかにも飛行機に同じ目的で乗るお客さま同士をつなげるマッチングアプリなど、デジタルネイティブと呼ばれるZ世代の学生さんたちによる提案は本当に多種多様でありながら面白い内容ばかり。彼らの価値観に紐づいた新しいサービス案の数々は、我々ZIPAIRにとっても非常に刺激的でした。

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ZIPAIRはNEW BASIC AIRLINEというコンセプトをもって、創意工夫によりサービスを常にアップデートしていくことを大事にしております。もちろんソフトウェア開発や設備投資など、時間がかかるものも多いですが、全員で新しいものをいち早く取り入れ、スピード感を持って取り組んでいこうとする企業風土があります。

今回のインターンシップもまさにその一環から生まれた企画で、学生の新鮮で柔軟な発想に触れ、より良いサービスを共に探求していき未来のエアラインを考える良い機会となりました。

この記事を読まれた方々、これからZIPAIRをご利用いただく方々へ、近い将来、今回のインターンシップで生まれた企画を実現しご提供できる日が来ると思います。ぜひ引き続きZIPAIRのサービスの進化に注目し続けていただければ幸いです。


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