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健康管理者として乗員が疲労なく働けるスケジュールを作る。~#空の仕事人 #06~
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健康管理者として乗員が疲労なく働けるスケジュールを作る。~#空の仕事人 #06~

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こんにちは。ZIPAIR note編集部です。

「空の仕事人」連載第6回は、乗員のスケジュール管理や、24時間体制のフライトモニターなどを行っているOperation Support and Action Team(以下OSAT)の渡邊みなみさん。

イレギュラーが発生することの多い航空業界ですが、地上から安全運航を守るためにどのような点に気をつけて取り組んでいるのでしょうか。また、スケジュールを作成するにあたってZIPAIRだからこそ意識しなければならないこととは?

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現在OSATに所属している渡邊みなみです。以前はグランドスタッフとして働いており、同じ地上職でもまた違った目線で航空業界に携わりたいと思い、OSATとしてZIPAIRに入社することを決めました。

前職ではお客さまと関わることがほとんどでしたが、OSATはお客さまと接する機会はありません。ですが、乗員の皆さんとコミュニケーションをとることが多く、またそれが仕事において大切になっています。リアルな現場の声を聞くことで、日々のスケジュール作成への気づきや効率的な運用につながるからです。

私たちの部署は、OSATと一言で言っても「インチャージ」と「スケジューラー」の2つで担当が分かれています。

インチャージは主に飛行機の離発着スケジュールを管理する運航統制業務、スケジューラーは乗員のスケジュール作成とその日々の運用サポートを行う仕事です。運用サポートでは、運航中の飛行機を24時間体制でモニターしたり、ステイ先のホテルや送迎の手配をしたり、乗員のミールやDH(運航乗務員や客室乗務員が移動のために飛行機に乗ること)チケットの手配をすることも行っています。

ちなみにZIPAIRは、スケジューラーは全員未経験者という、ゼロからのスタートで始まりました。 毎日わからないことの連続で、うまくいかないこともたくさんありました。ですが業務内容が多いなかでも、失念しないようにチェックリストの作成をするなどして確実な運用に向けて取り組んでいます。また、業務上で初めて直面するイレギュラーが多く発生しますが、そうした際はスケジューラー内で共有し、次回発生してもスムーズな対応ができるよう工夫をしています。

それぞれが知恵を出し合って創意工夫してチームを作り上げてく、そんな雰囲気が刺激的で学びのある毎日です。

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スケジューラーは乗員の日常の健康管理に関する事務や航空身体検査証明(運航乗務員のみ)に関する事務を行うため、国土交通大臣が行う講習会を経て健康管理担当者となります。私は主にZ_ONE(客室乗務員)のスケジュール作成を担当していますが「スケジュール作成」と聞いて皆さんはどんな業務を想像しますか?

ZIPAIRではほかの会社とは違って、客室乗務員はフライトだけではなくサービスの企画や空港業務といった地上の仕事も行うのが特徴です。そのため、スケジュール作成をするにあたっていくつかの制約が発生します。

担当している地上業務はさまざまで担務によって時間帯がバラバラなので、翌日の勤務に支障が出ないよう調整が必要です。また、地上勤務の日数リクエストもそれぞれ違うため、地上勤務が多くアサインされている方は、少ない日数でかつ乗務時間が長いロサンゼルス線やホノルル線を多くアサインするといった工夫をしています。

それでも一人一人のスケジュールを平準化するのは難しく毎月苦戦しています。毎月作成をするたび反省点や改善点が浮上しますが、どうすればそれらを解決して効率よく作業を進めていけるかを分析し、翌月の作業に生かしています。

乗務員の健康を維持すると共に航空機の安全かつ安定的な運航を確保するため、健康管理担当者として乗員の疲労に寄り添ったスケジュール作成を心掛けていきたいです。

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また、航空業界ではイレギュラーは日常茶飯事です。現在ZIPAIRのスケジューラーは6名いますが、スケジュール作成は発行日1週間前から開始しており、それ以外の期間は日々の運用をサポートするにあたりインチャージと2名体制で現場の業務を担っています。私は運航乗務員のスケジュール作成は行っていませんが、イレギュラー発生時は安全運航を維持するため運航乗務員の規定も頭に入れておかなければなりません。

最近では、バンコクから成田へ到着する旅客便・貨物便ともに成田国際空港で発生した霧の影響で視界不良のため羽田空港へ着陸を変更した日がありました。そうしたときにまず行うのが運航乗務員の勤務時間の確認です。運航乗務員は疲労による事故やインシデントを防ぐため、厳しい勤務制限が設けられています。また翌日の勤務に影響がないかなどを確認し、次に目的地の空港先に連絡をとり必要書類の送付をするなど、飛行機が成田に帰ってくるまで気は抜けません。

便数や就航路線が増えていくにつれてイレギュラーも増えると思いますが、OSATとして、どんな状況でも落ち着いて判断することをモットーに、今後も日々の運用を支えていきたいと思います。

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こうしたOSATの仕事で、私の必需品となるのはApple Watchとホットアイマスク、そして耳栓です。

ZIPAIRは東南アジア・米国と時差が大きく異なる地域に就航しているため、業務中に各国の時間を把握するべく就航地を常にApple Watchで設定しています。こうしておくことで、各就航地でイレギュラーが発生した場合の時間計算であったり、乗員と連絡を取ったりする際にスムーズに対応ができるのです。

また24時間体制でフライトモニターを行っているとお話ししましたが、日勤帯と夜勤帯で分かれており、夜勤帯の日は少しでも良質な仮眠をとれるようにしています。その時に欠かせないのがホットアイマスクと耳栓です。周りをシャットアウトしてリラックスすることができ、朝方まで判断力が鈍らないようにするためにも必須アイテムになっています。

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学生時代、友人とアメリカ旅行を計画した時、少しでも安く旅行をするとなると、渡航手段である航空券代と宿泊代を削り旅費を浮かしていました。そうなると乗り継ぎが多かったり、時間が倍かかったりしてしまうなどのリスクがついてきました。ですがZIPAIRは中長距離路線のLCCキャリアのため、今まで踏み出せなかった旅行先へ気軽に手を伸ばせます。また学生さんをはじめ多くの方々に、新しい旅の魅力に気づいていただける、きっかけになると思います。

今は自由に旅行ができない状況ではありますが、今後コロナ禍が収束されたときの旅行は今までで一番楽しく感じられるに違いありません! そんな皆さんの旅の始まりにZIPAIRをご利用いただければと思います。


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