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グランドハンドリングスタッフからZIPAIR客室乗務員へ。それぞれの職種を通して感じたこととは。~スタッフストーリーズ #8~

こんにちは。ZIPAIR note編集部です。

「スタッフストーリーズ」連載第8回は、グランドハンドリングスタッフからZIPAIR客室乗務員となった犬井さんのエピソード。

働く中で身を持って感じたこととは?

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皆さん、こんにちは!客室乗務員の犬井琴音です。
2020年4月にJALグランドサービス(JGS)に入社し、グループ社内公募により、2021年にZIPAIRへ入社しました。

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私たちが目指す「NEW BASIC AIRLINE」らしい、さまざまなバックグラウンドを持つ仲間が集まったZIPAIRならではの姿を知っていただきたいと思い、今回は私自身の紹介をさせていただきます!

「ZIPAIR、そして客室乗務員にはどんな人がいるの?」
皆さんも思ったことがあるのではないでしょうか。
そんな疑問に少しでも答えられたらと思います。

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私の父は以前整備士をしていたこともあり、幼い頃から飛行機の話をしてもらったり、飛行機を見によく空港にも連れて行ってもらったりしていました。
そんな父の影響もあり、私は幼い頃から飛行機が大好きで、幼稚園の頃から「エアラインに就職する!客室乗務員になる!」というのが口癖でした。

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大学の進路を考えていた頃、ふと空港の展望デッキから飛行機を見ていると、そこにはどんな状況でも、昼夜問わず飛行機を飛ばすためにさまざまな人が集まって作業をしている姿がありました。今まで客室乗務員にしか目を向けていなかったのですが、飛行機に関わる仕事はもっとたくさんあるのだと気づきました。
 
到着した大きな飛行機にたくさんの人が集まりそれぞれの作業をしてまた出発していく、そんな当たり前のように見えていた光景は多くの方々の努力があって成り立っているのだということと、今まで見えていた世界はほんの一部に過ぎないのだと感じ、ワクワクしたことを覚えています。
そこから私は他の仕事ももっと知りたいと思うようになり、専門学校ではなく大学へ進学することを決めました。

小学生の頃からチアリーディングを習っていたこともあり、大学では応援団チアリーディング部に入部し、競技だけでなく各種体育会の応援も行っていました。4年生になるとトレーニングチーフ(演技指導のリーダー)として、チームのスキルアップを目指して演技構成を考えたり、指導もする立場となり充実した時間を過ごしていました。

この経験から、私はチアリーダーの3原則「元気・勇気・笑顔」や頑張る人を応援することが好きなんだなと思いました。誰かのチカラになるために人一倍努力をすること、誰かのために頑張ること。そんな“縁の下の力持ち”になりたいと強く思うようになりました。

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そういった想いもあり、いろいろな仕事を知っていくうちにお客さまと接することは少ないけれど、飛行機の運航を陰で支える「グランドハンドリング」という職業に惹かれました。

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そして夢が叶い2020年にJALグランドサービス(JGS)に入社しました。JGSではグランドハンドリングスタッフ(グラハン)として主に貨物の搭降載を担当していました。
飛行機に貨物や皆さんのお手荷物を搭載し、飛び立つ飛行機をお見送り。そして着陸してきた飛行機をお出迎えをしてお手荷物などを取り下ろす―そんな作業を暑い中、寒い中行っていました。
(私は成田国際空港の配属だったので、ZIPAIRの作業も行っていました!)

お客さまからは見えない所で、どんな天候のときもお客さまを思いチームで協力して一つの飛行機を飛ばしていることを学び、グラハン以外にもさまざまな人が関わっていることを知り、「最高のバトンタッチ」「one for all, all for one」を身をもって感じました。

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JGSで飛行機を何事もなく飛ばすことの素晴らしさを知り、少しずつできる仕事が増えてきたときにZIPAIRのグループ社内公募がありました。
グランドハンドリングでまだ約1年しか業務をしていない中、半人前で異動してしまうことや、これまで育ててくれた先輩や仲間のこと、グラハンという仕事への思いなどもあり、応募するか否かギリギリまで本当に悩んだことを今でも覚えています。

しかし、ZIPAIRは客室乗務員でも客室乗務職にとどまらず、他の業務を兼務することができ、そしていろいろな経験をした多種多様な人材を積極的に募集している…そういったことが私にとってとても新鮮で今までにない新しい会社に映りました。
もちろん不安もありましたが「私のこれまでの経験や知識が活かせるかもしれない」「新しい会社で何かチカラになれることがあるかもしれない」と思い、少しずつ夢が膨らんでいきました。

また「新しいエアラインに関われるのは今しかない」「公募があるのも今回だけかもしれない」「チャンスは今しかない」と強く思うようになり、チアリーダーのモットーにもある“勇気”を持って応募することにしました。

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そして現在、私はZIPAIRで客室乗務員をしています。
人見知りな性格だったり、接客業を経験したことがなかったため、当初は仲間や同期との差を感じていました。
しかし「ZIPらしさ」、ZIPAIRは個性を大切にしている会社だからいろいろな形があって良いのだと教えてもらい、自分なりに頑張っていこうと思えるようになりました。

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ZIPAIRの客室乗務員ってどんな人?
という質問に対して、これだという答えになるものはないのかもしれません。
職務は同じでもそれぞれ違った人間です。個性を大切にする、多種多様な人材を集めたZIPAIRだからこそ感じられる十人十色の乗務員。それがZIPAIRの客室乗務員でありZIPAIRの魅力ではないかと思っています。

機内で業務をしていると飛行機の窓から前職の仲間が暑い中も、雨の中も一生懸命仕事をし、最後は手を振って送り出してくれる姿が見えます。
到着するとドアを開けてドアの前で「おかえり」と言ってくれる仲間がいます。私はそんな「最高のバトンタッチ」を当たり前に思わず、感謝の気持ちを持ってつないでいきたいと思います。
安全運航のためにつないだチームのバトンを受け取り、しっかりと受け渡していきたいと思います。

ZIPAIRでは複数の業務を担当している社員も多いため一機を飛ばすことの大変さや、どれだけ多くの方が関わっているかを知っている仲間が多くいます。
そして私はそんな「最高のバトンタッチ」を感じられるところが好きです。

これからも私らしく、経験や知識を活かして会社のチカラになり、感謝の気持ちを持って最高のバトンタッチをつなげていくと共に一機を飛ばすOne Team として仲間と仲間をつなぐ架け橋のような存在になりたいです。
チアリーディングで学んだ「元気・勇気・笑顔」をモットーにこれからも学び、成長し続けます。

現在は検疫の関係で降機するまで機内でお待ちいただくことがあるのですが、近くにいるお客さまに「今からここが開きますよ!荷物が出てきますよ」「あれは燃料補給をする車ですよ」といったお話しをすると「本当だ!」と興味深く見てくださるお客さまがいらっしゃいます。

前職の「グランドハンドリング」だけでなく、お客さまと接する機会が少なく、なかなか注目されない職務は他にもたくさんあります。私の一言をきっかけに“皆さんを乗せた飛行機にはたくさんの人が関わり、一生懸命働いている”ことを知っていただけたら嬉しいです!
飛行機をご利用の際は、ご搭乗前や機内の窓から作業している仲間の姿も一緒に見てみてくださいね。

ZIPAIRではいろいろな経歴の乗務員が機内で皆さんにお会いできることを楽しみにしております。


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