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たくさんの挑戦。勇気をもって行動し続けて気付いたこと。~#スタッフストーリーズ #10~

こんにちは。ZIPAIR note編集部です。
スタッフたちが今に至るまでの道のりを振り返り、仕事への想いを語る連載「スタッフストーリーズ」。
第10回は客室乗務員の藤野さんのエピソードです。

通常業務の他、宇宙を活用したビジネスコンテストへの出場や有志での宇宙プロジェクトへの参画など、挑戦を続ける中で気付いた大切なこととは。

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こんにちは。客室乗務員の藤野です。
前職ではJAL国際線の予約のメール対応業務、メールシステム管理などを担当していました。
JALグループ社内公募によりZIPAIRに入社し、現在は客室業務の他に、地上業務として機内Wi-Fiや機内エンターテインメント、機内販売に使用するZIPAIRの機内インターネット関連の企画業務を担当しています。

また、JALグループの宇宙プロジェクトチームとしても有志で活動を行っています。

“宇宙”というと広すぎるテーマに聞こえるかもしれませんが、意外と私たちの生活の身近なところにも宇宙に関する情報が溢れています。
ZIPAIRの機内Wi-Fiも宇宙の通信衛星から電波を受信しています。
宇宙を利用した技術は私たちの衣食住に関わるさまざまなところに発展していて、私はその宇宙産業の発展というテーマに興味があり、エアラインとして参画していきたいとの想いから現在も活動を続けています。

そんな私が宇宙産業にのめり込むきっかけとなったのが、2018年のJAXAと内閣府が主催する「S-Booster」という宇宙を活用したビジネスアイデアコンテストでした。
当時の同僚と日本や海外の宇宙事業について話していた際そのコンテストの存在を教えてもらい、その後社内でも参加者の募集が開始され挑戦に至りました。

応募してみたところ、書類選考、プレゼンを通過し12名のファイナリストに残ることができました。数学、物理、科学に苦手意識のある私が、どうやって宇宙ビジネスに関するアイデアを出そうか考えたときに、ふと浮かんだのが空に美しく現れる「オーロラ」でした。

オーロラは地上から約100km上空の"宇宙"で発生する現象で、運が良ければ飛行機の窓からも見ることができます。
しかし、綺麗なオーロラを見ることができるのはとても運が良かった場合です。
世の中では、宇宙ホテル、気球での宇宙飛行、月面着陸、火星探査などさまざまな研究や事業の計画が進んでいるのに、オーロラはいまだにいつ見られるのか予測が難しく、寒い中外で待ち続けなければいけない、せっかく観賞スポットまで行っても綺麗なオーロラが見られるかどうかは運任せの部分が多いことに、課題があるのではないかと思いました。
オーロラの発生を事前に予測し、「見える日に観に行ける」、そんな未来を創りたいと思い、オーロラ予測に関するアイデアを提案しました(現在も実現に向けてさらなるアイデアを考え中です!)。

コンテストでは受賞はできなかったのですが、この行動がきっかけとなり「JALグループの中でもっと宇宙事業を促進し、後押しできる活動を行いたい!」と思うようになり、グループ内で有志の宇宙プロジェクトチームを始動しました。
それぞれのメンバーが通常の業務もこなしながらWeb会議などで企画を進めていき、宇宙ベンチャー企業に直接協業をお願いするなど、自分たちで営業活動も行いました。

社員向けの無料イベントから、お客さま向けのマイレージイベントやチャーターフライトなどを実施する中で、企画から協業先選定、予算計画策定、さまざまな部署へのプレゼンなど普段の業務ではできない仕事を経験することができました。

私はこの有志活動を通し、自分から行動し発信していくこと、仲間を巻き込んで一緒に目標に向かって協力していくこと、そして何よりやりたいことに挑戦する勇気を持つことの大切さを学びました。

そんな宇宙プロジェクトチームのメンバーの一人がZIPAIRの立ち上げ業務に携わることになり、私はそこでZIPAIRの企業理念やZIPAIRが今後目指す「新しいLCCの在り方」を知り、感銘を受けました。
一から新しいことにチャレンジできる社風に、私もこんな会社で働いてみたい!ZIPAIRなら今までの経験を活かし、自身のアイデアからサービスにつながるような企画ができるかもしれない!と思いグループ社内公募に応募してみようと決意しました。

ZIPAIRの客室乗務員は乗務だけでなく、企画業務やグランドスタッフ業務などさまざまな業務を兼務し、一人で複数の業務を担当できることが最大の魅力だと思います。
現在は客室業務の他、機内インターネット関連の企画業務にも携わっていますが、客室乗務員として働きながら地上業務も経験することでサービスを幅広い視点で見ることができ、自分にとってもお客さまにとってもプラスになるのではないかと思っています。

実は今年、ZIPAIRはSpaceX社と共同で、機内で高速衛星通信を利用できるStarlink導入に向けた技術検証をアジアで初めて実施予定です。最新の宇宙技術を活用し機内を地上と同じインターネット環境にしていく取り組みで、今から実現に向けてとてもワクワクしています。

「常にお客さま視点で考える」
JALグループに入社した頃からの想いを大切に、お客さまが機内でワクワクできるような楽しいフライトを提案していきたいです。
いつか機内でオーロラ体験ができる⁉日が来るかもしれません。

皆さんとZIPAIRの機内でお会いできることを楽しみにしています!


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