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「1度の人生で3人分の経験を」。夢を追いかけ教員から客室乗務員へ。~スタッフストーリーズ #02~

こんにちは。ZIPAIR note編集部です。

さまざまなバックグラウンドを持つスタッフたちが過去を振り返り、仕事への想いを語る連載企画「スタッフストーリーズ」。

第2回は、教職を経て客室乗務員となった中島耕平さんのエピソードです。キャリアを変える決意をしたターニングポイントは?

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こんにちは。客室乗務員の中島です。私の幼い頃からの夢は、実は学校の先生になることでした。中学時代にお世話になった先生に憧れ、昔から好きだった英語を活かせる英語科の教員を目指し、学生時代を過ごしました。

ご縁をいただき夢がかない、大学卒業後には私立高校の教員となりました。夢であった教員の仕事は大変やりがいがあり、教壇に立ち生徒たちと過ごした日々は今でも鮮明に覚えています。毎日充実していましたし、休暇には趣味の海外旅行にも出かけました。

ちょうど3年生の授業を担当している年でした。生徒たちは自分の夢や未来のため、必死に学業に励み、一つ一つ大切に学校生活を過ごしていたのが印象的でした。「彼らが必死で毎日を輝かせているなか、私は何を伝えられるのだろう」と毎日考えていました。そこで気付いたのが生徒たちに夢を持って努力してもらうためには、私自身も夢を持って努力していなければ言葉に説得力がないということです。

自分の夢を模索し始めた時、今の道を見つけるきっかけとなったのが休暇中に出かけたトルコ旅行でした。外資系のエアラインで出かけたのですが、そこで男性の客室乗務員を初めて見た瞬間「次の自分のステージはそこだ」と感じました。

客室乗務員は昔からの憧れではありましたが、その当時は「女性の仕事」というイメージが強く挑戦してみたいと思うこともありませんでした。そんな自分の偏った考えがこの旅行をきっかけに大きく変わり、「自分も客室乗務員として活躍したい」「そこで活躍している姿や、こんな生き方もあるということを生徒たちにも見てほしい。それが私なりの、生徒の夢を応援する方法なんだ」と気づきました。

そこからは客室乗務員になるべく、教員の仕事をしながら夜間制のエアラインスクールに通い、忙しくも充実した日々を過ごしました。「夢を追いかけるってやっぱり楽しい」。夢を持つことがすべてではないけれど、自分は何かに挑戦することが生きる活力なのだと気づけた瞬間でした。

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教員として3年間務めさせていただきましたが、国内系のLCCにご縁があり、教壇を降りることとなりました。

最後の担任は1年生で、彼らには教員最後の日まで転職について触れませんでした。最後の日、終業式のホームルームで初めて新しい挑戦をすることを話しました。

「客室乗務員は女性の仕事だというイメージが強くないですか? でもこんな自分でも諦めずに努力を続けることでチャンスを得ることができました。皆さんのなかにも『自分には無理だから』と挑戦すら諦めている人もいるかもしれません。でも挑戦することは自由。挑戦しなければ始まらないことばかりです。私は、これからは教員としてではなく、人生の先輩としてこんな生き方もあると皆さんに伝えていきたいと思っています。きっとこの先も皆さんとつながる機会はあります。皆さんのことはいつも応援しています。お互いに夢をかなえてまた会いましょう」

この言葉が何人の生徒に伝わったかはわかりませんが、2年後、彼らの卒業式に足を運んだ際、お互いの成長を話して盛り上がりました。その瞬間「自分の方法も間違っていなかった」と確信できました。

その後、私は外資系フルサービスキャリアの機内通訳として乗務し、現在に至ります。ZIPAIRの採用情報を見た際、客室の訓練教官の募集に目が留まり「教員としての経験と客室乗務員としての経験、訓練教官ならどちらも活かせるのではないか」と感じたのが新たな挑戦の始まりでした。

ご縁がありZIPAIRで採用いただきましたが、まずは客室乗務員として経験を積むことから始まりました。前社との違いに戸惑うこともありましたが、先日ついに教官任用訓練を終え、2021年度以降の訓練を担当できるようになりました。

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私の人生は常に挑戦と隣り合わせだと感じます。モットーは「1度の人生で3人分の経験を」。これまで教員としての人生、客室乗務員としての人生を経験させていただきました。これから始まる訓練教官としての人生で、人材育成に携わることに今は心を躍らせています。挑戦し続けることで、3人分だけでなく、一度の人生をたくさんの経験で彩っていきたいと思っています。

ZIPAIRはまだまだ始まったばかりですが、たくさんの挑戦に満ち溢れ、私にはぴったりの場所。このようなたくさんのご縁を恵んでくださったすべての皆さまに感謝しながら、お客さまのため、会社の皆さまのため、そして今でも応援してくれている生徒たちのため、笑顔で元気を届けられる存在でありたいと思っています。

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