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カーボンニュートラルの実現に向けて。ZIPAIRの新たな挑戦とは。

こんにちは。ZIPAIR note編集部です。

ZIPAIRはサステナブルな社会を目指して、就航当初よりさまざまな取り組みを行っています。
今回はCO2(二酸化炭素)の排出をゼロにする「カーボンニュートラル」の取り組みについてマーケティング部ESG担当の潮田にインタビューしました。

エアラインとして、ZIPAIRとして、どのようなことを行い実現していくのかに迫ります。

プロフィール/潮田沙保里
2018年JAL(日本航空)に入社。国内線旅客ハンドリング業務、商品サービス開発部を経て、2022年にZIPAIRに出向。現在、ESG戦略、マーケティング、広報を担当する。

ZIPAIRが取り組むサステナブル

―ZIPAIRではどのような取り組みを行っていますか?

具体的には、すべての機内用品の脱プラスチックを目指し、食器類や機内食を運ぶドロワー(引き出し)に紙製や再生プラスチック製を採用したり、サーキュラーフードを導入した他、サステナブルな商品の販売をしたりしてきました。

このような活動に加えて、カーボンニュートラル実現のために、動物油脂を原料としたSAF(Sustainable Aviation Fuel/持続可能な航空燃料)や各企業ごとにCO2などの温室効果ガスの排出枠を定め、その権利をお互いで売買する排出権取引制度の活用を今後行っていくことを決定しました。

カーボンニュートラルの実現を目指して

―まず「カーボンニュートラル」とは何ですか?

CO2の排出を実質的にゼロにする取り組みです。詳しくお伝えすると、飛行機を運航する際に排出されるCO2の排出量自体を削減していくと共に、森林などがCO2を吸収する取り組みへの支援を行うことで、全体でみるとCO2の排出を実質的にゼロにできるようにする仕組みです。

―カーボンニュートラルのZIPAIRの取り組みについて、全体像と目標を教えてください。

2025年までに全路線でカーボンニュートラルを実現させることを目標としており、2023年はまず4月から東京(成田)=ハワイ線の年間燃料搭載量の約1%相当をSAFに置き換えるなど具体的な活動を開始しています。
またカーボンニュートラルを目指した運航に加えて、国内の森林保全活動の支援なども積極的に行っていく予定です。

―どういった背景から取り組みを行うことを決めたのでしょうか。また、どのような思いで取り組んでいきたいですか。

元々エアラインの責務として取り組むべきだとはずっと思っていたものの、大手のエアラインで実現しようとするといろいろなハードルがあり実施が難しい部分がありました。
対してZIPAIRはまだ機材数も少なく事業規模も小さい会社なので、実際に達成できる見込みが立ち今回の実施に至りました。

またZIPAIRは“NEW BASIC AIRLINE”を目指しており、従来の概念にとらわれずさまざまなことに恐れずに挑戦し続けていきたいという想いをもって取り組んでいきたいと思います。

お客さまと一緒に目指すサステナブルな社会

―カーボンニュートラルの実現に向け、今後取り組んでいくことの詳細を教えてください。

直近での大きな取り組みとしては、カーボンニュートラル実現に向けた排出権取引制度やSAFの活用、「Ron Herman号」のリリースです。
サステナブルに積極的に取り組んでいるセレクトショップRon Hermanさまとコラボレーションし、世の中に対して取り組みを発信していきたいと考えています。

「Ron Herman号」というのは今年の5月8日から運航を開始したRon Herman×ZIPAIRデザインの特別塗装機のことです。
特別塗装機のリリースを通じてサステナブルやカーボンニュートラルの取り組みを多くの方に知っていただきたいと考えています。
また今後、森林事業の支援やホノルル現地で、壊れてしまった自然環境や生態系を人間の手を加えて再び健全な生態系を取り戻そうとする「レストレーション」という活動にも取り組んでいく予定です。

―Ron Hermanの担当者さまからも取り組みに向けてメッセージをいただきました!
ファッションを展開するRon Hermanは、2021年サステナビリティヴィジョンを掲げました。そのスローガンが 「Love for Tomorrow」です。
愛をもって行動するということは、あすの美しさ、未来を守ることにつながっている。そんな想いが込められています。

今回、航空業界として新しい価値を創造しようとしているZIPAIRの考えやチャレンジする姿勢に共感し、コラボレーションに至りました。
多くの方にこの取り組みを通じて、現代の課題を知ることや未来へ向けて考え行動することに少しでもつながるきっかけになればと思っています。

―最後に読者の方へのメッセージをお願いします。

東京(成田)=ハワイ線のような今回世界初の定期便での“カーボンニュートラルの実現”へ取り組むことで、サステナブルな社会の実現に向けた一歩を踏み出し、また一つNEW BASICを創り上げることができたと考えています。

皆さんにZIPAIRをご利用いただくことで、一緒にサステナブルな社会を目指していけるような、地球環境を大切にする企業の代表として、今後も時代の先を飛ぶエアラインを目指していきたいと思います。



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