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本当にやりたいことは何か。イギリスでの経験から見えた将来のこと。~スタッフストーリーズ #9~

こんにちは。ZIPAIR note編集部です。

スタッフたちが今に至るまでの経験や仕事への想いを語る「スタッフストーリーズ」。
連載第9回は客室乗務員の大場さんのエピソードです。

イギリスでの経験を通して見つけた自分が本当に「やりたいこと」と、ZIPAIRに入社した理由などを語ってもらいました。

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こんにちは。客室乗務員の大場です。
以前は機内食ケータリングの会社で働いており、2021年のコロナ禍にZIPAIRに入社しました。現在はフライト業務の他に地上勤務としてマーケティング業務に携わっています。

今回は私のこれまでを振り返りながら「ZIPAIRに入社した背景」「地上業務について」をお話しさせていただきます!

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社会人になる前はエアライン関係や国際的な分野とはあまり関わりがありませんでした。

スポーツが好きで、小学生から高校生までは部活動に明け暮れる日々。
大学の専攻は将来なんとなく役に立ちそうだからと、医療系に進みました。
その後も漠然と病院に就職するつもりでいました。

しかし、いざ就職活動が始まり社会に出て働くことを考えたときに、自分の本音や好きなことよりも世間の風潮や思い込み、周囲の意見に流されていたことに気づきました。

本当は何に興味があるのか。何がしたいのか。
迷っていた時期に高校・大学の頃に訪れたイギリスでの出来事が頭に浮かびました。

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小学生から高校生までのほとんどをスポーツに注いできた私ですが、高校3年生の冬、受験が終わり卒業までの期間に久しぶりに自由な時間ができました。
ちょうど親戚が家族でイギリスに移住したという話を聞き、興味を持ったことがきっかけでイギリスへ訪れることにしました。
初めての海外にとてもわくわくしたことを覚えています!

ロンドンはヨーロッパならではのレンガを用いた重厚感のあるデザインの建物が並び、ハロウィンのような仮装やマジックショー、たくさんの楽器による生演奏などを街のあちこちで見ることができ、街全体がテーマパークのようでとても楽しかったです。

中でもオックスフォードでは、地域の小学校や大学で教育方法や学生たちの過ごし方を学んだ他、レストランやスーパーマーケット、車やバスなどの交通機関を通じて文化の違いを体感しました。日本で生まれ育った私にとってその生活のすべてが新鮮で魅力的に映りました。

その後、高校時代に行ったイギリスでの経験とわくわくした感覚が忘れられず、大学2年生の夏休みに再度訪れることにしました。

1カ月間滞在し、私の好きな人気映画の世界感を満喫しつつ、イギリスの文化をより深く理解したいと考えフードロス問題などの食に関わるボランティア活動にも参加しました。

ボランティア活動では、主にスーパーや家庭で余ってしまった食糧を廃棄せずに、一般の保育園や幼稚園、レストラン、ホテル、また食糧に困っている児童養護施設やシングルマザー/ファザー家庭などへ配給するお手伝いをしました。
一緒に活動に参加した現地の方々はオックスフォード大学の学生から定年退職された方まで年齢も国籍も経歴もさまざまでした。

日本とは異なる文化に触れたり、イギリス国内の貧富の差による現状を目の当たりにしたりと、世界の広さを感じると共に知らないことばかりの場所に刺激を受けました。
また、「食べること」や「健康」は世界共通で生きていく上で欠かすことができませんし、人の心身の基となる点を実感し「食を通じて人々の役に立ちたい」と改めて感じました。

そんなイギリスでの経験を思い出しながら就職活動をしていくうちに「海外に関わる仕事に就きたい」「食に関わる仕事がしたい」と改めて考え直し、ジャルロイヤルケータリング株式会社(以下JRC)に入社しました。

イギリスでさまざまな経験をする前は、とても保守的な考え方を持っていたと思います。
迷ってしまったときや自身の歩みが停滞していると感じたとき、行動を起こすことで気付けることがあると学びました。
今は新しいことに挑戦し続けること、自分がわくわくすることを意識して選択していくことが大切だと感じます。

ありがたいことに職場の仲間や先輩・後輩にも恵まれ、仕事にも少し慣れた頃、仕事をする中で「こんなサービスがあったら喜ばれるのではないか」「こんな工夫をしたら社員の働きやすさにつながるのではないか・効率よく業務が行えるのではないか」といった自分なりに工夫したり、改善案を企画・提案したりして実現していくことに楽しさを感じるようになり、新しいことに挑戦したいと思うことが増えていきました。

そんな時にちょうどZIPAIRのグループ社内公募があり、客室乗務員と地上業務の両方に携わることができる働き方やサービスのあり方に共感し、ご縁があって転職を決めました。

その他にもZIPAIRには「年齢やキャリアに関係なく、さまざまな経験を持つ社員が個性を活かして働くことができる」「これまでの常識に囚われない、時代の変化や需要に合わせたサービスを企画・展開できる環境がある」など、たくさんの魅力があります。

ZIPAIRに入社して特に感じたことは、与えられたことだけでなく、自ら考えてそれぞれの強みを活かしながら実践していく社員が多いということです。そんな環境の中で働くことができ、刺激をもらえると同時に恵まれていると感じています。

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私が現在兼務している企画マーケティング部では、客室乗務員として機内で直接お客さまのリアルな声を聞き、求められていることを整理して、それらを基に機内販売商品の企画を行っています。
機内販売商品の販売促進のみならず、機内食や他社ブランドとのコラボ商品など幅広く関わることができる点も仕事上の楽しみの一つです。

今後は、客室乗務員の感性に頼っていたマーケティングから、販売実績などのデータに基づいた分析を行うマーケティングをより強化し、お客さまが求めているものをご提供できるよう取り組んでいきます。

また2022年3月より開始したZIPAIR Online Shopでは、ZIPAIRブランドの世界観を表現する商品を販売し、こちらもデータを活用しながらさらに商品を拡大していく予定です。

コロナ禍でおうち時間が増えた影響もあり、よりIT技術が普及してたくさんの情報にアクセスでき、動画やSNSなどのコミュニケーションツールを通じて以前よりも世界とつながりやすくなったと感じています。

リアルでも、ZIPAIRを通じて多くの人が気軽に安心して移動できるよう精一杯お手伝いをしたいと思っています。

機内で皆さんにお会いできる日を楽しみにしております!


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