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「普通ってなんだろう?」。挑戦することの大切さに気付いたロンドン留学。~#スタッフストーリーズ #01~

こんにちは。ZIPAIR note編集部です。
2021年も、ZIPAIRについてさまざまなことをお伝えしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

ZIPAIRのスタッフはバックグラウンドもさまざまですが、1人1人が自分の経験やアイデアを生かしながら「NEW BASIC AIRLINE」を目指し取り組んでいます。

今回スタートする「スタッフストーリーズ」は、そんなスタッフたちが今に至るまでを振り返り、仕事への想いなどを自らの言葉で発信するリレー形式の連載企画です。

第1回は、客室乗務員の早見夏生さん。刺激的な仲間との出会いを経験したロンドン留学のエピソードをお届けします。

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こんにちは、客室乗務員の早見です。私はZIPAIRに経験者として入社いたしました。経験者と聞くと「さぞ海外経験が豊富で…」なんて思う方もいるかもしれませんが、1社目に就職した時、私は留学経験のない客室乗務員でした。

客室乗務員になろうと思ったのは、大学受験で進路に悩んでいた時のことです。立ち寄った本屋さんで航空関係の就職情報雑誌『エアステージ』を初めて見て衝撃を受けました。

私にとって海外旅行で乗る飛行機は特別な空間で、そこで働く客室乗務員も特別な人しかなれないと思っていたので、『エアステージ』の採用情報を見て「門戸は広いんだ」と感じたこと、「私にも受験資格があるんだ!」と嬉しくなったのを今でも覚えています。

そこから急遽志望校もガラリと変え、客室乗務員になりたい宣言をした時には周囲を驚かせました。

周りから「客室乗務員なんて無理、諦めた方がいいよ」と厳しいことも言われたこともありました。それでも人生一度きりだからとあえて自分を追い込むべく、四年制大学ではなく、英語にとても力を入れていた短期大学に進みました。

ご縁があり念願の客室乗務員になりましたが、そこからも勉強の日々。初フライトは仁川でした。

国際線にはやはり英語が必須で、同い年の同期が留学経験もあったりと自分には足りないところに悩むこともありましたが、周りの仲間に恵まれて、時には失敗しながらも成長できたと思います。

客室乗務員の仕事は私の想像以上に楽しくかつ大変でした。

ただ、気になるのは自分に海外での生活経験がないことでした。

だんだんと自分が責任ある立場になるにつれて、経験値が足りないことにコンプレックスを抱くようになりました。海外での生活に挑戦してみようかなと考えていた時、イギリスがワーキング・ホリデービザの申請を受け付けていることを知り、「もしこの抽選に当選したら、きっと行くべきなんだ!」と申し込んだところ、ご縁がありロンドンへ行くことになりました。

イギリスへ行くことが決まった後、「行く意味あるの?」「この歳で?」と聞かれたり、「せっかく客室乗務員になれたのに」と言われたりしたことがあります。何も決まっていない状況で渡英することも不安視されましたが、私はとにかく経験値を積むぞと意気込んで渡英しました。

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思い返してみたら、今まで私の行動を応援してくれる方もいましたが、親切心や心配から否定的な意見をくださる方もいました。

ただ多様な考えや文化からできたロンドンという街で生活するうちに、自分が「こうだ!」と決めたら、失敗してもいいから挑戦することに意義があると強く学びました。そしてこの街で、語り尽くせぬほどのさまざまな経験をしました。

生活する3割の方は外国籍だそうで、多国籍なメンバーと話すうちに肌で感じたのは、みんなたくさんの思いがあって渡英してきているということです。

出会った日本人留学生のなかで最高齢は69歳の女性で、「子育てが一段落して、夢だったロンドンに来たの!」と目を輝かせてお話ししてくださりました。日本人問わず、そこで活躍する多くの女性が「年齢なんて!」と輝いている世界がそこにありました。

また、ロンドンは舞台の激戦区で、演劇で生活している方も多くいました。元から観劇は好きだったので、舞台女優の友人に「私も生まれ変わったら舞台女優になりたいな〜」と呟いたところ、「生まれ変われないから、やりたかったら今からやりなよ!」と言われたことを今でも覚えています。

良い意味で普通じゃない挑戦をしていく仲間がたくさんいて、「もはや普通ってなんだろう?」を今でも問いかけるようになりました。

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海外に行かないと見つけられないことがあるわけではないですが、海外で学ぶことや見つけられることもたくさんあるように思いますし、どこにいても笑顔を大切に、自分に正直であることでチャンスに恵まれると感じています。

このことをモットーに生活しているからか、いつも周りから影響を受けることが多く、とても救われています。ZIPAIRに入社してからもそうで、とても仲間と環境に恵まれています。現在は、客室乗務員の傍ら社内報チームの一員として今まで知らなかったことを学ぶことが多く、勉強になる日々を過ごしています。

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過去の私のように、周りからの先入観や否定的な意見があり海外へ踏み出すのをためらっている方、長距離路線は値段的にも難しいと思う方もいるかと思います。しかし、ZIPAIRは日本の航空会社らしいサービスでありながらLCCとして料金を低く設定している分、そのハードルを低くできる可能性を感じています。

まさかこんなに海外を遠く感じる日が来ると思いませんでした。現在はなかなか難しいと思いますが、海外に行けるようになったらぜひ行って欲しいです。そこで経験する小さなことが、きっとその後の人生に影響を与えてくれると信じています。

フライト1つ1つがたくさんのお客さまの想いをつないでいることを忘れずに、これからもZIPAIR社員としてお手伝いできたら幸せです。

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