寝て、食べて、走る、生き物になった旅
寝て、食べて、走る。
の繰り返し。
今から7年前にそんな生き物みたいに自転車で日本を走り回った旅をした。
空が薄赤く染まり、鳥が鳴きはじめた頃。
決まった時間に自然と目が覚めて、人々が行動を始める前に自転車に乗って次の街に向かって走り出す。
日が暮れて、人が居なくなった頃合いを見計って寝袋を広げて寝る。テントは目立つから使わない。
無駄が無い。規則正しい生活。
旅人という生き物になった気がした。
革命的でもないし快適とも言えない。暑かったり、寒かったり、全身から動物